はじめに
「慣らし保育は2週間程度で終わる」——育児書やネットの記事には、そんな言葉がよく書かれています。
けれど、現実はそんなにうまくはいきません。
我が家の次男もそのひとり。
4日間なんとか通った後に発熱し、1週間もお休み。そして再開した慣らし保育は、まさかの再スタート(2時間保育)から。
「いつになったら普通に通えるの?」
「これって他の子も同じなの?」
「私のスケジュール、全部崩れる…」
そう感じているママ・パパは、きっと私だけじゃないはずです。
次男(0歳)は登園4日目で発熱し、1週間もお休み。その後、再スタートの2時間保育からやり直し。
そして追い打ちをかけるように、私(親)も風邪をもらい、ついにダウン…。
まだまだ手のかかる3歳の長男の育児をしながら、寝込むこともできず、ボロボロの体と心で毎日を乗り切るしかありませんでした。
慣らし保育4日→発熱→1週間お休み。崩れたスケジュールと心
4日間、泣きながらもなんとか登園した次男。
ようやく「慣れてきたかな」と思った頃、夕方から発熱。その後1週間、保育園を休むことになりました。
熱は5日目に下がりましたが、咳と鼻水がなかなか治らず、「週明けに行かせていいのか」と正直悩みました。
病み上がりで無理をさせてまたぶり返しても可哀想だし、とはいえ休みが続けば慣らし保育が終わらない…。
この時期、子どもはとにかく風邪をもらいやすい。
抵抗力がまだ弱く、保育園という「ウイルスの宝庫」に入ると、一気に症状が出てしまうんですよね。
しかも、慣らし保育→発熱→再スタート…だけじゃない、親も倒れる現実
次男の発熱で慣らし保育は中断。
看病続きの日々に、今度は私が感染。
喉の痛みから始まり、寒気、倦怠感、咳、熱…。
そう、子どもの軽い風邪でも、大人がもらうと一気に重症化するんです。
経験者は分かると思うんですけど、なんで子供の風邪って、子供はそんなに辛くなさそうなのに、大人はこんなに辛いの?子供は遊ぶ体力もあるのに、こちらは歩くのも立っているのもしんどい、、という感じ。
それでも、家事・育児・お風呂・夜泣き対応は待ってくれません。
「ちょっと休ませて…」と言いたくても、3歳&0歳の子育て中は、“横になる”という時間すら贅沢。
3歳&0歳育児の過酷さ:「寝込む時間がない」という現実
3歳の長男はイヤイヤ期真っ盛り。
「ママだっこ〜!」「やだ!自分でやるの!」の繰り返し。
一方、0歳の次男は後追い真っ只中で、1日中ベッタリ。
そんな中で、親が風邪をひくと、日常生活が完全に崩壊します。
・食事を作る気力もない
・体調が悪い子供は夜泣きのオンパレードで、夜すら眠れない
・抱っこもおんぶもフラフラ
・薬を飲んでも休めない
「体調不良+育児」って、ほんとに過酷なんです。
子どもの風邪、大人がもらうとしんどさ倍増
子どもが保育園から持ち帰るウイルスって、なんであんなに強力なんでしょう。
子どもは1〜2日で元気になるのに、親は1週間以上ぐったりすることも。
特に寝不足や疲労がたまっていると、
・気管支炎
・副鼻腔炎
・長引く咳
などに発展しやすく、完治までに時間がかかります。
「もう治ったと思ったのに、またぶり返してる…」
「ずっと体がだるくて、気力がわかない」
それでも、子どもの食事・お世話・送り迎え・寝かしつけを休まずやり続ける現実。
本当に、泣きたくなります。
心も体も限界に近づいたとき、どう乗り切る?
正直、「もう無理かも」と思う瞬間が何度もありました。
でも、そんな時に意識したのは以下の3つ。
■「できないことは、やらなくていい」と割り切る
家事が手抜きになってもOK。冷凍食品や惣菜でいい。
お風呂も1日飛ばしていい。完璧にやろうとしない。
特に私はワンオペだったので、風呂キャンしましたよ、本当に無理!!!
お風呂に入った日もあったけど、お風呂から出た瞬間に重度の倦怠感に襲われ、立ち上がるのもしんどくて、次の日は風呂に潔く入らない決断をしました(笑)
■「助けを借りる」ことに遠慮しない
夫、親、ファミサポ、宅配弁当、シッター、何でも使う。
育児中の“親の体調不良”は、立派なSOSのサインです。
私は奇跡的に夫が休みをとってくれたので、その間に少し休むことができましたが、頼れるものは遠慮せずに頼む!
元気になってから恩返しをしたら良いのだ!
■「この時期はいつか終わる」と信じる
出口が見えなくても、必ず通り過ぎる時が来ます。
今は“嵐の中を耐えている”だけ。だから、少しでも手を抜いて、心と体を守ってほしい。
慣らし保育が「振り出しに戻る」ことのストレス
発熱明け、ようやく登園再開。けれど、保育園側からは「また2時間保育から始めましょう」と言われました。
理由は、
・長期間休んだことでリズムが崩れている可能性がある
・体調もまだ不安定な様子なので、無理をさせたくない
…つまり、また最初からやり直し。
これ、正直かなりつらかったです。
「また振り出し?もう2週間も経ってるのに?」
スケジュールを調整していた仕事も全部ズレる。
上の子の送り迎えも時間変更が必要。
自分の時間もまた遠のく…。
わかってる。子どもが一番つらいのも、先生方の配慮がありがたいのも。
でも、「この生活いつまで続くの?」という不安が、じわじわと心を蝕んでいくのです。
「いつまで慣らし保育なの?」終わりが見えない不安
慣らし保育の目的は、子どもが安心して園で過ごせるようになることです。
でも、親側は「何週間かで終わるだろう」という前提でスケジュールを立ててしまいがち。
ところが、体調不良→欠席→再スタート…を繰り返していると、慣らし保育は1か月、2か月と長期化することも珍しくありません。
特に次男のように、
・元々繊細な性格
・病み上がりで体力が不安定
・まだ母子分離に慣れていない
といった要因があると、慣れには時間がかかります。
そのたびに振り出しに戻り、心が折れそうになります。
SNSで見る「順調な家庭」と比べてしまう苦しさ
SNSや育児ブログでは、
「うちは1週間で慣れました!」
「最初からニコニコで登園してくれて助かった〜」
という声もよく目にします。
そんな投稿を見てしまうと、つい自分と比べてしまうんですよね。
「うちの子だけおかしいの?」
「私の関わり方が悪かったの?」
と、自責の念が湧いてくることも。
でも、それぞれの家庭、子どもには違った背景があります。
焦らず、「うちの子のペースでいい」と受け止めることが、何より大切だと感じました。
体調が安定しないうちは「また風邪」を覚悟しておく
次男は解熱後、鼻水と咳が続いています。
こうなると、「また登園したらぶり返すかも…」という不安は常につきまといます。
特に0~2歳児は、月に2~3回風邪をひくのが普通とも言われています。
慣らし保育の最中に体調不良を繰り返すのは、ある意味“よくあること”。
でも、分かっていても心配になりますよね。
登園させるか、もう少し休ませるか…。
その判断に毎回迷い、疲れてしまう日々です。
慣らし保育が長引く時に親ができること
● 子どもの「回復ペース」を尊重する
病み上がりで無理に長時間預けても、逆にストレスが増えるだけ。体調と気持ちの安定を優先しましょう。
● 自分のスケジュールは「流動的」と割り切る
予定通りにいかない前提で動くと、気持ちが楽になります。フレキシブルに対応できる仕組みづくりが大切。
● 夫婦で情報共有する
「なんで今日も休みなの?」「また慣らしやり直し?」とならないように、夫婦で現状をこまめに話し合っておくことが重要です。
おわりに
慣らし保育がうまく進まない時、つい「子どもがまだ慣れてないから」と考えがちですが、親の体力・気力・生活全体が崩れるリスクも非常に大きいということを、忘れてはいけません。
とくに0歳+3歳育児中のママ・パパは、24時間体制で命を支える超ハードモード。
そこに風邪が重なると、まさに“詰む”状態になります。
「慣らし保育が終わらない」
「何度も振り出しに戻る」
「親も体調を崩している」
そんな苦しさを抱えているあなたが、少しでも「自分だけじゃない」と感じてもらえたなら、この記録が誰かの支えになればと思います。
慣らし保育の長期化、子どもの体調不良、そして親自身の風邪。
予想外の連続に、心が折れそうになる日々。
でも、この経験もまた、親子の“成長の過程”なのだと思います。
完璧でなくていい、遅れてもいい。
「ちゃんと頑張ってる」自分を、どうか認めてあげてください。
親も子もとても頑張っていますし、着実に前に進んでいます!!!
一緒に乗り切りましょうね!!!


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